大豆×健康!?

大豆×健康!?

〜私たちの食卓に大豆が選ばれ続ける理由〜

 

 

大豆に含まれる栄養素の特徴

  • 植物性たんぱく源としての大豆の栄養プロファイル
  • 大豆の特徴的な成分とその特性

日本の食文化における大豆の位置づけ

  • 和食の基礎を支える大豆製品の多様性
  • 現代の食生活における大豆活用の広がり

「まめまめし」が提案する、大豆タルトのある食卓

  • 素材としての大豆の可能性を広げる新しい試み
  • バランスの良い食事の一部としての大豆タルトの楽しみ方

 

〜大豆が和食に欠かせない理由〜

大豆は、日本の食卓に欠かせない食材の一つ。古くから日本の食文化に深く根ざし、近年では世界的にも健康食品としての注目度が高まっています。その大きな理由は、大豆に含まれる豊富な栄養です。

健康維持に欠かせない「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」「無機質(ミネラル)」「ビタミン」の五大栄養素を含んでいるとともに、良質な植物性たんぱく質が豊富で「畑の肉」とも呼ばれています。さらに第六の栄養素とも呼ばれる「食物繊維」も豊富な大豆は、健康維持に欠かせない食品なのです。豆腐、納豆、味噌、醤油など、さまざまな形で食卓を彩る大豆とその栄養は、私たちの健康にどんな影響を与えるのでしょうか。

 

大豆に含まれる栄養素の特徴

植物性たんぱく源としての大豆の栄養プロファイル

「畑の肉」という呼び名が示す通り、大豆は植物性食品の中でも特に優れたたんぱく質源として知られています。乾燥大豆100gあたり33.8gがたんぱく質で、これは米や小麦と比較しても非常に高い値です。

たんぱく質は、筋肉、骨、皮膚、内臓など、体のあらゆる部分を構成する主要な成分です。すべてのたんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されていますが、20種類のうち9種類は体内で合成できず、食事から摂取する必要があるため「必須アミノ酸」と呼ばれています。

たんぱく質の栄養価は、この必須アミノ酸の「量」と「割合」に左右されます。たんぱく質の量が多い食品でも、必須アミノ酸の割合のバランスが悪ければ、栄養価は低くなってしまうのです。

必須アミノ酸のバランスを示す指標「アミノ酸スコア」を見ると、大豆の点数は最高点の100点。これは牛肉や魚といった動物性たんぱく質の食品と同じレベルです。ところが同じ植物性たんぱく質を含む米や小麦などは30〜60程度。植物性たんぱく質を持つ食品で、アミノ酸スコアが大豆ほど高いものはほとんどありません。これが「畑の肉」と呼ばれる理由です。

 

大豆の特徴的な成分とその特性

たんぱく質以外にも、特徴的な栄養成分があります。イソフラボン、サポニン、レシチン、そして食物繊維です。

イソフラボン

大豆イソフラボンは、植物性食品に含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用があることが知られており、その効果についてはさまざまな研究が進められています。

大豆イソフラボンには主にダイゼイン、ゲニステイン、グリシテインという3種類があり、それぞれが少しずつ異なる特性を持っています。一般的に大豆100gあたり約200mg前後のイソフラボンが含まれていますが、品種や栽培条件のほか加工方法によって含有量は変わります。

サポニン

大豆サポニンは、糖が結合した配糖体の一種で、大豆の種皮(外皮)に多く含まれています。そのため、丸ごと大豆を使った食品には比較的多く含まれますが、皮を取り除いて作られる食品では含有量が減少します。

サポニンの独特の苦味や渋みは、大豆の風味の一部。この風味を上手に活用することが、大豆料理の奥深さを生み出す秘訣でもあります。

レシチン

レシチンは大豆油に多く含まれるリン脂質の一種で、水と油をなじませる「乳化剤」としての性質を持っています。この性質は、マヨネーズやドレッシングなどの食品にも活用されています。

レシチンの特徴的な性質に、油と水を混ぜ合わせる乳化作用があります。これは豆乳や豆腐の製造過程でも重要な役割を果たしていて、大豆の水溶性と脂溶性の成分をなじませる働きをしています。

食物繊維

大豆は食物繊維の宝庫で、大豆(乾燥状態)100gあたりには17.9gの食物繊維が含まれています。これは玄米(100gあたり3.0g)の約6倍、精白米(100gあたり0.5g)の約35倍にもなる量です。大豆には、水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれていますが、そのほとんどは不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は水に溶けにくく、腸内で水分を吸収して膨らむ性質があります。

特に大豆の外皮(種皮)には食物繊維が豊富に含まれているため、皮ごと使用する大豆製品は食物繊維の摂取に適しています。

 

日本の食文化における大豆の位置づけ

古くから日本人に愛され続けてきた大豆は、さまざまな姿に加工されながら、和の食卓を支えてきました。大豆をここまで活用している食文化は、世界的にも珍しいのではないでしょうか。

和食の基礎を支える大豆製品の多様性

日本人と大豆の出会いは古く、弥生時代にまで遡ります。中国から稲作とともに伝わったと言われる大豆は、長い歴史のなかで私たち日本人の知恵と工夫によって、実に多様な姿に変化してきました。

豆腐は、大豆を水に浸して挽いた「豆乳」を凝固させた食品。口どけなめらかな絹ごし豆腐と、食感しっかりの木綿豆腐、どちらもそのままでも美味しいですが、冷奴、湯豆腐、味噌汁の具、麻婆豆腐、揚げ出し豆腐など、その使い道は無限大。油で揚げた油揚げや厚揚げも、お味噌汁や煮物に欠かせない存在です。

納豆は、蒸した大豆を納豆菌で発酵させた食品。あの独特の糸を引く粘り気と香りは、日本人にとっては朝食の定番。かき混ぜれば混ぜるほど糸を引く様子は、子どものころには、不思議に感じられました。

味噌と醤油は、大豆と麹菌の発酵によって生まれる調味料の代表格。味噌は地域によって味わいが異なり、日本各地に個性豊かな味噌文化が花開いています。醤油も同様に、地域による違いがあり、こうした発酵調味料の多様性が日本の食文化を豊かにしてきました。

 

現代の食生活における大豆活用の広がり

時代は変わっても、豆腐、納豆、味噌汁といった伝統的な大豆食品は、今でも多くの日本人の食卓に欠かせない存在です。スーパーマーケットの豆腐コーナーをのぞけば、絹ごし、木綿のほかにも多くの風味や食感の豆腐製品が並んでいます。冷蔵庫に一丁あると安心する、そんな身近な食材として大豆製品は今も愛され続けています。

近年では、大豆の活用法がさらに広がりを見せています。豆乳は以前は「豆くさい」というイメージもありましたが、今ではスイーツの材料としても人気。豆乳プリン、豆乳ヨーグルト、豆乳アイスなど、豆乳を使ったスイーツは多くの人に親しまれています。カフェでも豆乳ラテなど、ミルクの代わりに豆乳を選べるお店が増えました。

世界的な植物性食品への関心の高まりとともに、大豆ミートや大豆由来のチーズなど、肉や乳製品の代替となる食品も続々と登場しています。環境への配慮やヘルシー志向から、こうした植物性食品を選ぶ人も増えています。多様な食のニーズに応える選択肢として、大豆製品の可能性はますます広がっています。

 

 

「まめまめし」が提案する、大豆タルトのある食卓

素材としての大豆の可能性を広げる新しい試み

私たち「まめまめし」が挑戦しているのは、日本人に親しまれてきた大豆という素材の可能性を、これまでにない形で広げること。大豆と言えば、豆腐や納豆、味噌、醤油といった伝統的な食品を思い浮かべる方が多いと思いますが、私たちはその大豆を使って、西洋菓子の「タルト」の形に仕立てた「お惣菜タルト」をご提案しています。

「和」と「洋」の融合、伝統と革新の交差点——それが「まめまめし」の大豆タルトです。

タルト生地の主原料に、厳選した国産大豆から作られた大豆粉を使用するのが最大の特徴。小麦粉を使わないため、自然とグルテンフリーになります。しかし、私たちのこだわりは「小麦粉の代替品を作る」ことではなく、「大豆粉だからこその美味しさを追求する」こと。

大豆粉はそのまま使うとボソボソとした食感になりがちですが、粒度や配合を徹底的に研究し、何度も試作を重ねることで、サクッとした心地よい食感と、大豆本来の豊かな風味を引き出しました。

大豆の自然な甘みと香ばしさが感じられる生地は。季節の野菜や、厳選した食材を使った具材との相性もピッタリ。タルト生地と具材が一体となって生み出す味わいは、これまでの大豆食品にはない、新しい食体験をお届けします。

「まめまめし」は、伝統食材である大豆の可能性を広げたいと考えています。古くから日本人に愛されてきた大豆が、新しい姿で現代の食卓に溶け込む——そんな食の提案を通じて、日本の食文化に新たな潮流を生み出していければと願っています。

 

バランスの良い食事の一部としての大豆タルトの楽しみ方

「まめまめし」の大豆タルトは、さまざまなシーンで楽しめる便利な一品です。朝食やランチ、軽食として、また夕食のメインディッシュの付け合わせとしてもお楽しみいただけます。

例えば朝食なら、大豆タルトとフレッシュサラダ、ヨーグルトを組み合わせると、必要な栄養素がバランスよく摂れます。忙しい朝でも、大豆タルトはそのまま手に持って食べられるので、時間がない時の朝食としても重宝します。

ランチには、サラダやスープと合わせて。大豆タルトの具材によっては、それだけでランチの主役に。夕食のサイドディッシュとしても、大豆タルトは大活躍。和食中心の献立に添えれば、いつもと少し違った趣の食卓に。洋食の付け合わせにしても、違和感なく溶け込みます。

また、おやつやティータイムに、コーヒーや紅茶と一緒に楽しむのもおすすめです。遅くまで勉強を頑張っている受験生の小腹対策にもピッタリです。

「まめまめし」は、まだ始まったばかりの新しいブランド。これからも大豆の可能性を探求し、皆さまの食卓に新しい喜びをお届けできるよう努めてまいります。毎日の食事が、少しでも豊かに、楽しくなりますように。

「まめまめし」の大豆タルトで、新しい食の世界への扉を開いてみませんか?

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